豊田市最大の天体望遠鏡(旭高原元気村)
豊田市最大の天体望遠鏡(旭高原元気村)
豊田市内には、天体望遠鏡を備えた施設が3か所あるが、そのなかで最も大きな望遠鏡を設置してあるのが、旭高原元気村のステータスともいえるきらめき館天文台。銀色に輝く丸いドームは宇宙への入り口。
直径5mのドームの中央には、宇宙の彼方を見つめる口径400mmの反射望遠鏡が設置されている。この望遠鏡の対物レンズ(主鏡は)、イギリス製の超高精度ミラーのジンデン鏡だ。最高倍率約800倍、富士山頂に17cmの間隔で置かれたサッカーボールを二つに見分けることができる性能を持っているというから驚きだ。
補助望遠鏡は、日本有数の望遠鏡メーカーの口径130mm屈折TOA-130。月全体やプレアデス星団やオリオン大星雲など大き目の星雲星団を見るときに威力を発揮する。
架台は、2本の丈夫な腕が鏡筒を支えるフォーク式赤道儀。重さは1.2トンもある。望遠鏡を星の動きに合わせて自動追尾することはもちろん、パソコンに表示された星図(星の地図)上の見たい天体をマウスでクリックすることにより、望遠鏡が自動的にその天体を捉える自動導入機能も装備している。
★性能
ニュートン・カセグレン切替式反射赤道儀
口径:400mm(F4.6)
焦点距離
ニュートン焦点:1827mm
カセグレン焦点:6000mm
分解能:0.29秒
集光力:肉眼の3265倍
極限等級:14.8等